Meisei-gakuin’s diary

埼玉県久喜市にある「明青学院」の塾長が綴るブログです。

国語の精読について

 
埼玉県の公立入試の得点配分は、
「小説の読解」25点、「知識問題(漢字・文法・語彙)」22点、「論説文の読解」25点、「古典」12点、「作文」16点となっています。得点構成を考えた場合、読解問題でどれだけ得点できるかが、得点の上下動を左右すると言っていいでしょう。
 
ということで、読解力をアップするために必要な練習には、「精読」と「多読」があります。「精読」は、一つの文章を細かく読んでいき、内容を読み取っていく練習であり、それができるようになったら、たくさんの文章を読んでいく「多読」に移るといいと思います。
 
大きな声では言えませんが、今年「多読」の練習をしました。授業内で行うには限度がありますので、家庭学習でやらせようとしたのですが、小学生のようにお母さんの目の前で読んでハンコをもらうわけにはいかないので、やったかどうか判断するのが難しい。さらに、もっと深読みできるかと思っていたら、本当に声に出して読むだけで、内容がほとんど頭に入っていかない。つまり、今回は順番を間違えてしまったわけです。
 
皆さん、すいませんでした。
 
今後練習をしていきますので、文章読解の基本の精読の仕方に関する注意点を記しておきます。
 
【1回目】
 「全部を理解できなくても話の流れだけは押さえる」というスタンスで実施します。
  ◯意味のわからない語をマーキングしながら読むべし。
 (途中で読むのをやめて調べてはいけません。前後の流れから推測するだけにする)
  ◯小説/登場人物の様子や感情を表す語に線を引きながら読むべし。
   論説/接続詞をマーキングしながら読むべし。
               (逆説△、並列◇、順接▽)に統一しましょう。
 
【2回目】
 「内容の理解を深め、流れを読み込む」スタンスで実施します。
  ◯辞書を片手に、1回目でマーキングした語を調べながら読むべし。
  ◯小説/時間や感情の流れ(移り変わり)など「流れ」をポイントに読むべし。
      論説/逆説の接続詞に注意しながら、作者の「主張」をポイントに読むべし。
 
【3回目】
「1・2回目の理解をさらに深めるためにじっくり読む」スタンスで実施します。
  ◯小説・論説とも、文章の構成を頭に入れることをポイントに読むべし。
 
【4回目】
「最終チェックとして、時間を決めて一気に読む」スタンスで実施します。
  ◯問題は解きませんので、答え合わせがありません。一気に読んで文章の内容が自分
  で理解できたと思えば終了すべし。必要ならば、再度読むべし。
 
【注意事項】
  ◯語彙を増やすためには、マーキングした語を覚えていく必要があります。
 しっかりと「ごちリスト」に記入し、リストとして残しておくべし。
 
一朝一夕に読解力がアップして、急に文章が読み込めるようになることはありません。日々、やるべきことをやっていたら、いつの間に読めるようになっていたという状態を目指し、努力していきましょう。