当たり前の努力ができる自分になる!明青学院 塾長ブログ

久喜市で成績アップを目指すならココ!明青学院は中学生対象の高校受験専門塾です。塾での日常の出来事や勉強についてなどを「人に伝える」練習として綴っています。

3年間で最も差がつく英語について考えたこと

 英語について、生徒たちの様子を鑑みながら、いろいろと考えてみました。
 
 英語は小学校で一応勉強(?)をスタートしていますが、本格的に勉強するのは中学生になってからです。中学入学時は、みんなが横一線のスタートのはずです。時々「英会話を◯年間、習っていました」という生徒さんがいらっしゃいますが、過去の経験から言って、中学英語の成績とはほとんど関係はないようです。
 
 全員が一斉スタートの英語ですが、受験時にはどの科目よりも大きな差がついており、その差を埋めるのが最も難しく時間がかかる教科であると言えます。ですから、教える側としては苦手になってほしくない教科のNo. 1です。生徒にとっては、予習が一番大切な教科であると思います。
 
 ですから今回は、「学校の英語の予習(課題)はそれでいいのか?」に関して、話を進めていきたいと思います。
 
 皆さん「教科書ガイド」って知ってますか?塾生に聞いたところ、ほとんど全員が「何それ?」という反応でびっくりしました。私たちの時代には禁断の果実と言ってもいいくらい、英語の勉強で楽をするためのテキストでした(今も市販していますよ)。欲しくて欲しくてたまらなかったですが、それに手を出したら「堕落する」ようで、手を出すことができなかった記憶があります。
 
 数十年前、英語の予習といえば「本文を写す→新出単語を辞書で調べる→自分なりの和訳をつける(もちろん直訳になります)→正確に読めなくても(スペルから読み方を推測して)本文を数回読む」というのが定番でした。
 
 これが面倒臭かった。なぜならこれを自力でやるにはほぼ1時間かかります。今のように英語の予習が課題ではなく、(あくまでも自主学習ですから)他の教科の課題は出されるわけですから、できればやりたくない。そこで、虎の巻「教科書ガイド」の出番です。新出単語の読みも意味も載っていますし、全文和訳もしてある。さらに、代名詞の意味する内容や試験で問われそうな部分も全部書いてありますので、圧倒的な時間短縮とともに十分な内容理解ができるのです。でも、それを使っていた人は(記憶の限り)あまり英語の成績はよくなかったと思います。きっと、全てが載っているため、頭を使うことをしなかったからですかねえ。
 
 さて今、学校の課題として出されている予習は「本文を写す」のみです。こんなの学校の休み時間内で終わりますよ。それが予習とは・・・
 
 それで「授業」はというと、「ALTとともに本文を数回読み、新出単語の意味を教えてもらい、和訳を教えてもらい、それらをノートに書く」ざっくりいうとこんな感じです。そして、そのノートを提出して評価を得るそうです。
 
 うーん、大学入試改革において議論の絶えない「英語」の授業や課題がこんな感じでいいのだろうか。
 
 まず、ノートを提出させて何を見るのでしょう?
ノートをしっかりとっているかを見るのでしょうか。それに何の意味があるのでしょうか。それで英語ができるようになるのでしょうか。
 
 生徒たちは授業中どこで頭を使っているのでしょう?
前途の通り本文を写すことは、学校の休み時間で終わります。授業中は言われたことをノートに記入しているだけです。
 
 音読することはスペルをみて何となくこんな発音かな?というのが分かっている場合と全くの初見で発音のイメージすら持たないで読むのとでは残り方が全く違います。
和訳は、直訳した上で意訳を知り「なるほど、こういうことね」と学んでいきます。これらの段階で、生徒は頭を使うのです。それなしに一方的に与えられても、頭を使う場面はありません。
 
 課題の予習が本文写しだけだとしても、昔と変わらない予習をするべきだと思います(もちろんやっている人はやっているはずです)。ただ、学校の教師によっては必要以上のことをしてくるのを嫌がる人がいるのも事実です。ですが、それを認めるべきです。そして、それを中1の最初の段階でしっかり予習の仕方を指導すべきだと思います。
 
 あとは、生徒側が継続できるか否かのふるい分けです。
 
 中1の3学期を悪くても90点台で乗り切るための予習が継続できれば、英語は決して嫌いにはなりませんし、その後も得意科目として高校入試で苦労することはなくなるはずです。