高校の学校案内に載っているよく分からないワード③
さてさて引き続き、保護者・受験生のお役に少しでも立てたらということで、学校案内に載っている(あるいは説明の中で出てくる)ワードについて説明をしていきたいと思います。
今回は本当によく分からないと思いますよ。なんたって解説しようとしている方が全部を分かっているとは言えないのですから。調べれば調べるほど難しいです。
でも、まあいってみましょう。
まずは全く難しくないワードから。
【高大連携プログラム】
高校生が大学の講義を受講することによって、学習意欲を高め、目的意識を明確にするための取り組み。いろいろな分野の講義が受講でき、さらにその分野の第一人者の話であったならば、かなり触発されるでしょう。
英語力を確認するためのさまざまな検定の名前です。
ここからが難解ですよ。
【IB(国際バカロレア)】
スピーチ力やプレゼン能力といった表現力を身につけるための授業になるので、授業自体はかなりクリエイティブなものになる。言い方を変えれば、生徒の負担はかなり大きなものになると思います。
英語を学ぶためのカリキュラムではなく、英語で学ぶカリキュラムのためインターナショナルスクールにやっているところが多い。ですから、海外の大学への進学を考えている場合は有利になると思います。
IB資格で入試を行なっている国内の大学は、決して多くはなく募集人員も若干名となっている。国内の大学へ進学する場合は、AO入試・推薦入試を受けるわけだが、もし資格が取れなかった場合、大学入試対策をしていないわけだから一般入試で受験するのはかなり大変である。
文科省では200校での導入を目標にしていましたが、現在72校にとどまっています。教える方も教わる方も高いスキルを要求されるため、また費用も通常の学費以外にかかるため、なかなか導入校が伸びていない状況のようです。
ちなみに埼玉県では、昌平中学校(MYP/ミドルイヤーズプログラム認定)と筑波大学附属坂戸高校(日本語DP認定)が認定校となっています。
最難解です。
【リベラル・アーツ】
直訳すれば「自由に生きるための技芸・学問」とでもなるでしょうか。一般的には「教養」という表現で表されています。
そう言えば、数十年前の自分の学生時代を振り返ると「一般教養科目」というのがありましたが、講義は淡々と進められるだけで、専門知識を学ぶために大学に入ったのにと思ったものでした。その専門知識だけで日本社会においては生きていけましたし、日本は成長できてきたと言えるでしょう。
しかし現代社会はグローバル社会です。日本語しか話せない人は英語しか話せない人とは医師の疎通ができない。自国の文化しか知らない人に他文化の人たちを理解するのは難しい。つまり、専門知識をただ有するだけではダメで、言語や文化などさまざまな境界を横断して思考する知識が必要とされている、そんな社会になりました。
幅広く深い知識を持ちながらグローバルな視点で思考・判断できる人材を育てるための考え方をリベラル・アーツと呼ぶのかな?と思います。
正直なところ、色々と調べてはみたのですが、理解力が乏しく、いまひとつ理解できませんでした。すいません。