志望校、何で選ぶ?
7月に入りましたねえ〜。
本日より3日間で近隣の中学校の期末テストは終了し、今年はその後「修学旅行」があります。期末テスト終了とともに、頭はパラダイスでしょうが、出発前だろうが気を抜くことは許されませんので、気持ちの切り替え、行動のメリハリをもって勉強していきましょう。
さて、私立高校では今月の北辰テストから入試相談の資料にするところが結構あります。20・21日には、「彩の国進学フェア」が開催され、いよいよ本格的に志望校を選び始め、そこへたどり着くための道筋を考えていく時期になります。
志望校を選択する際に、何を判断基準にして決めていくのでしょうか?
進学実績
大学の指定校推薦枠
特色
授業のカリキュラム
学校生活
部活
学校の雰囲気・・・
いろいろとあるでしょうが、「こんな視点はいかが?」というのを数回にわたって提供していきたいと思います。
今回は「ST比=教員一人当たりの生徒数」を見ていきたいと思います。
大学入試では一般的です。だって、研究室に何十人もいて教授と話もできない状態では研究室に入る意味はないですものねえ。国立か私立かを選ぶ際の一つの指針になっていると思います。ちなみに我が家でも子供が受験する際には調べましたよ。
高校でも教員一人当たりの生徒数が少なければ、必ずしも面倒見がいいとは限りませんが、少ない方がその可能性は高いと思われます。
ということで埼玉県教育委員会の「埼玉県学校便覧(昨年度分)」からの抜粋です。
高校名・教員一人当たりの生徒数(名)の順で記載。
《公立》
伊奈学園総合・15.5
浦和・15.4
浦和一女・16.0
大宮・16.0
春日部・15.9
春日部女子・16.7
春日部東・16.7
久喜・17.1
久喜北陽・14.4
越ヶ谷・14.7
越谷北・16.2
杉戸・16.6
不動岡・14.9
《私立》
浦和学院・21.9
浦和麗明・20.0
叡明・23.3
大宮開成・20.6
開智・19.8
春日部共栄・27.7
埼玉栄・16.8
栄北・14.6
栄東・16.2
昌平・20.8
獨協埼玉・23.8
花咲徳栄・17.4
こんな感じになっています。
公立高校では生徒数に応じて教員数が決まっており、加配(教員の追加)も規定があるので、概ね15〜16人程度です。
私立高校は、こんなに多い数字が出てくるはずはありませんので、常勤・非常勤講師を雇用することで、人数を下げているはずです。また、普通科以外の専門学科を持っている高校は、専門の教員が必要となりますので数値が低いと思われます。
学校説明会で教員数を質問してみればST比はすぐにだせます。数値がどのくらい下がるのか確かめてみてはいかがでしょう。
ちなみに塾の説明会で学校側から教員数の発表(話の流れの中で出てきただけです)があった高校のST比は、
埼玉栄→11.1
花咲徳栄→11.8
浦和学院(求人票から)→16.8
となっています。
追記:今年度の学校便覧は8月末に教育委員会のHPに掲載されるようです。