肌で感じる成績今昔物語①
いろいろあって
未経験から30歳で塾を興し
塾長を25年以上やってきた。
ど素人から毎年勉強と経験を重ねてきたが
毎年、勉強と変化が必要だと感じている。
ずっと来年以降の明青学院の在り方を
考えている中で、思いつたことを記す
これから述べることは
あくまで私の肌感ですから
必ずしも正しいとはかぎりません。
あしからず。
私が中学生だったのは約40年前。
自分が中学生だった頃を思い出すと
大体学校の成績と偏差値・進学先は一致していた。
(北辰テストを校内でやっていたからなあ)
いわゆる偏差値での輪切りの進路指導だったし
選択肢もそんなにないし
「学年△位の◯◯さんが◇◇高校、そうだよね」
という感じ。
だから
塾を始めた当初はその感覚で生徒に接していたが
特に違和感はなかった(と思う)
しかし
25年の間にその感覚は大きく変わってきた。
もちろん中学校のレベルにもよるが
学校の成績と全県単位の成績(北辰偏差値)が
今の45歳くらいの中学生の子を持つ親の感覚とも
ずれてきていると思う。
まずは小学生から。
小学校のテストは
平均点が90点程度なので100点で普通。
これは今も昔も変わらない。
だから
70点程度だと
かなり借金を抱えた状態であることを
親は認識すべき。
親に
中学や高校の時の得点イメージしか残っていないと
70点=中位レベルのイメージになってしまうので
要注意。
さて、中学生。
中学の定期テストと北辰偏差値は
必ず一致するということはなく
個体差がかなり大きくなってきている。
私が中学生の時
学年1位は450〜460点。
それで当然偏差値70オーバー
浦和・浦和一女に進学
400点キープで偏差値60
平均点キープで偏差値52
40年の時を経て
今の学年1位は490点前後、通常は偏差値70程度
(過去には学年1位で偏差値58という生徒も)
430点をキープして、偏差値60
400点キープで偏差値55
定期テストでいつも平均点だと
偏差値は45〜48、50を超えることはまずない。
これが最近の肌感。
北辰テストは2年終わりまでないので
定期テストや学年順位
あるいは、
親の経験則だけで考えると
アレっという感じになるのでご注意を。